志村声やクロちゃん声はミックスボイス?

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志村声やクロちゃん声はミックスボイスなのか

ネット上では声帯閉鎖の強い裏声をクロちゃん声(安田大サーカスのクロちゃんの声)、クロちゃん声を鼻に響かせることで出す声は、志村声(故:志村けんさんの声)と呼ばれます。

試行錯誤でボイストレーニングを行うと志村声やクロちゃん声になることを経験する人も多いと思います。

その際、志村声やクロちゃん声は正しい発声なのか、志村声を鍛えていけばミックスボイスになるのか?という疑問がでてくると思います。

結論を言うと「クロちゃん声や志村声はミックスボイスではない」といえます。

高音が出ない人にとって、志村声は自分が今までに出したことの無い高音を出せることからミックスを習得できたと勘違いしてしまいがちですが、どれだけ志村声で歌い続けてもミックスボイスを習得することはできません。

なぜなら志村声は、表声0%、裏声100%の割合だからです。

録音した自分の声を聴くとほとんどの人が初めは違和感を覚えると思いますが、志村声を録音して聞いたときの違和感は、それとはまったく性質の異なるものです。

録音した志村声に違和感を感じるのは聴きなれないからではなく、単に奇声だからです。

裏声だけで低音域、中音域も歌おうとするわけですから違和感を感じないわけがありません。

メタルで使われるようなhihiA(A5)などの超高音になると、表声成分はほとんどなくなるので、その際、鼻に響かせた声帯閉鎖の強い裏声を使用するケースはあるかもしれません。

ただ、それをミックスボイス(ミドルボイス)と呼べるかは疑問です。

上記の記事でも紹介しましたが、志村声に縛られすぎると、低音から高音まで鼻に響かせた声帯閉鎖の強い裏声で歌うことがミックスボイスだ、なんていう勘違いをしてしまって、抜け出せなくなります。

志村声をどれだけ鍛えて?も表声のように聴こえることはないと自分は考えます。

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